沖縄県にお住いの皆様、こんにちは！

浦添市沢岻にあります沖創生です。

建物の外壁塗装って普段考えることが無いため、いざ塗り替えするときに見積りを貰っても、よくわからない…なんてことも。

塗料の種類は豊富で、どれを選べば良いか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

外壁塗装は、建物を美しく保つだけでなく、雨や紫外線から建物を守る重要な役割を果たします。

この記事では、外壁塗装の塗料や種類について詳しく解説します。

1. 外壁塗装の塗料とは

1-1.塗料の成分（基本の4要素）

外壁塗装用の塗料は、大きく分けて次の成分で構成されています。

成分	役割
① 樹脂（塗膜の主成分）	塗料の耐久性や仕上がりを決める
② 顔料（色をつける成分）	色や防汚性、遮熱性を与える
③ 溶剤（希釈・乾燥を助ける）	塗料を液体状にして塗りやすくする
④ 添加剤（機能を強化）	防カビ、防藻、密着性向上などの特性を加える

1-2.樹脂（塗膜の主成分）

塗料の 耐久性・性能 を決める重要な成分です。
代表的な樹脂の種類と特徴を紹介します。

樹脂の種類	特徴	耐用年数（目安）
アクリル	安価・発色が良いが耐久性が低い	5～7年
ウレタン	柔軟性があり密着性が良いが劣化しやすい	7～10年
シリコン	コスパが良く、耐久性もある（一般的）	10～14年
フッ素	高耐久・汚れに強いが高価	15～20年
無機	無機物を含み、最高クラスの耐久性	20～24年

【ポイント】

• 安さを重視するなら「アクリル・ウレタン」
• コスパが良いのは「シリコン」 → 最も人気
• 長持ちさせたいなら「フッ素・無機」

1-3.顔料（色をつける成分）

塗料の 色・遮熱性能・防汚性 などを決めます。
顔料には 「有機顔料」 と 「無機顔料」 の2種類があります。

顔料の種類	特徴
有機顔料	鮮やかな発色だが紫外線で色あせしやすい
無機顔料	色あせしにくく耐候性が高い（グレーや白系が多い）

ポイント

• 鮮やかな色（赤・青・緑など） → 有機顔料
• 色あせしにくい色（白・黒・グレーなど） → 無機顔料

1-4.希釈性（塗料の薄め方）

塗料は 「水性」 と 「油性（溶剤系）」 の2種類に分かれます。

種類	特徴	臭い
水性塗料（主流）	水で薄める。環境に優しく、扱いやすい	ほぼ無臭
油性塗料（溶剤系）	シンナーで薄める。耐久性が高いが臭いが強い	強いシンナー臭

【ポイント】

• 最近は水性塗料が主流（安全・低臭）
• 寒冷地や過酷な環境では油性塗料が向いている

1-5.液型（1液型・2液型の違い）

塗料は 「1液型」 と 「2液型」 の2種類があります。

液型	特徴
1液型	塗料缶は1つで、そこに水やシンナーを入れて薄めて壁に塗る。
2液型	塗料缶は2つあり、主材（塗料）と硬化剤に分かれている。 塗装をする直前に主材と硬化剤を混ぜ合わせて初めて塗料となる。

【ポイント】

• 1液型は価格が比較的安い
• 2液型は1液型と比べると価格は高いが、耐久性（耐候性）は高い

1-6.添加剤（機能を強化）

添加剤は塗料に 特別な機能を加える ための成分で、以下のような種類があります。

添加剤の種類	主な機能
防カビ・防藻剤	カビや藻の発生を防ぐ
防汚剤	雨で汚れを落とす（セルフクリーニング）
紫外線吸収剤	紫外線から塗膜を守り、色あせを防ぐ
防錆剤	金属部分のサビを防ぐ
硬化促進剤	乾燥を早めて作業性を向上させる
弾性剤	ひび割れしにくくする（ゴムのような弾力性を付与）

【ポイント】

•  カビ・藻が気になる → 防カビ・防藻剤入り塗料
•  汚れを防ぎたい → 防汚剤（光触媒・親水性）入り塗料
•  色あせを防ぎたい → 紫外線吸収剤入り塗料
•  鉄部のサビを防ぎたい → 防錆剤入り塗料
•  ひび割れを防ぎたい → 弾性剤入り塗料

塗料を選ぶ際は、用途に合わせて適切な添加剤が入っているかチェック すると良いでしょう。

2. 外壁塗装の塗料の種類一覧

外壁塗装の塗料は、合成樹脂の種類によって、アクリル、ウレタン、シリコン、フッ素、無機などに分類されます。

塗料の種類	耐用年数	特徴	メリット	デメリット
アクリル塗料	5～7年	安価で色のバリエーションが豊富	比較的安価	耐久性が低い
ウレタン塗料	7～10年	比較的安価で耐久性も高い	費用対効果が高い	シリコン塗料に比べると耐久性が低い
シリコン塗料	10～14年	耐久性、耐候性、防汚性に優れる	バランスの取れた塗料	汚れにくいが、ひび割れしやすい
フッ素塗料	15～20年	耐久性、耐候性が高い、汚れが付着しにくい	高い耐久性	価格が高い
無機塗料	20年～24年	耐久性、耐火性、防カビ性に優れる、汚れを洗い流す	耐久性が非常に高い	価格が非常に高い、柔軟性が低い

3.まとめ

外壁塗装に使用される塗料の種類一覧！徹底解説してきましたが、いかがでしたか？

外壁塗装の塗料選びは、建物の寿命を左右する重要な要素です。

この記事を参考に、ご自宅に最適な塗料を選び、美しい外観と快適な住まいを維持しましょう。

• 耐久性を決めるのは「樹脂」（シリコンがコスパ◎、フッ素・無機は長持ち）
• 色や耐候性は「顔料」（無機顔料は色あせしにくい）
• 薄め方で「水性」と「油性」に分かれる（最近は水性が主流）
• 「1液型」は手軽、「2液型」は高耐久
• 用途に合わせて適切な添加剤が入っているかチェック

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