外壁塗装を考えたとき、「どの塗料を選べばいいの?」と迷われるのではありませんか?
塗料はさまざまな種類があり、それぞれ耐久性や価格、機能が違います。
この記事では、外壁塗装塗料のグレードの選び方!種類や特徴を解説します。
「グレード」とは、塗料の品質や耐久性を示す指標のことです。
基本的に、グレードが高いほど高性能で長持ちし、価格も高くなる傾向があります。
塗料のグレードを理解することで、自分の家や予算に合った最適な塗料を選ぶことができます。
一般的には以下のような種類があります。
①アクリル塗料(グレード:低)
②ウレタン塗料(グレード:中)
③シリコン塗料(グレード:中~高)
④ラジカル塗料(グレード:高)
⑤フッ素塗料(グレード:上位)
⑥無機塗料(グレード:最上位)
塗料のグレードは、主に使用される樹脂の種類によって決まります。
以下に代表的な塗料の種類とそれぞれの特徴をまとめました。
特徴:価格が安いが、現在はあまり使われていない
価格:1,200~1,800円/㎡(安い)
メリット:✅費用が安い
✅カラーバリエーションが豊富で慎重
デメリット:❌耐久性が低く、頻繁な塗り替えが必要
❌紫外線に弱く、色あせしやすい
⇒予算重視で数年保てたら良いとお考えの方におすすめ
特徴:昔は主流だったが現在はあまり使用されていない、密着性が高く附帯部(軒天・雨樋など)でよく使用される
価格:1,800~2,500円/㎡(比較的安い)
メリット:✅耐久性があり、ひび割れしにくい
✅塗膜が密着しやすい、塗りやすい長持ち
デメリット:❌紫外線に弱い、色あせしやすい
❌シリコン塗料と遜色なく耐久性が低い
⇒ コストを抑えつつ、ある程度の耐久性が欲しい方におすすめ
特徴: 現在主流で、低コストかつ耐用年数もそれなりに長くバランスの良い塗料
価格: 2,500~3,500円/㎡(中価格帯)
メリット:✅耐久性が高く、コストパフォーマンスが良い
✅汚れに強く、低汚染性がある長持ち
デメリット:❌塗料の伸びが悪く、施工には技術が必要
❌劣化すると塗膜が激しくなり、ひび割れが起こることも
⇒ コストと耐久性のバランスを重視する方におすすめ
特徴: ラジカル制御技術を採用しシリコン塗料より高耐久、この中では新しい塗料
価格:3,000~4,000円/㎡(やや高価)
メリット:✅紫外線に強く、劣化しにくい
✅シリコン塗料よりも耐久性が高く長持ち
デメリット:❌まだ新しい塗料のため、実績が少ない
❌フッ素塗料ほどの耐久性はない
⇒ 長持ちする塗料を使いたいが、フッ素ほどのコストはかけたくない方におすすめ
特徴:高い耐久性を持ち、大型ビルに使用されることが多い(スカイツリーで使用された塗料)
価格:4,000~5,500円/㎡(高価格帯)
メリット:✅非常に耐久性が高い
✅防汚性・防水性に優れる長持ち
デメリット:❌価格が高い
❌硬い塗膜のためヘアクラックが発生しやすい
⇒ 初期費用はかかっても、何度も塗り替えたくない方におすすめ
特徴: 紫外線や雨水の影響を受けない無機成分を多く含むため、耐用年数が20年以上の高耐久な塗料
価格:4,500~6,500円/㎡(最高価格帯)
メリット:✅圧倒的な耐久性で、メンテナンス頻度が少ない
✅有機物の含有量が少ないため、カビや汚れに強い
デメリット:❌価格が高い
❌塗膜が硬い種類の無機塗料は下地が割れやすい木部などへの塗装は向いていない
⇒一度の塗装で長く持たさせたい方におすすめ
代表的な塗料の機能をまとめました。
機能 | 概要 | 主な特徴 |
---|---|---|
遮熱 | 太陽光の熱を反射し、室温の上昇を抑える | - 赤外線を反射し、熱を遮る - エアコンの省エネ効果あり |
低汚染 | 汚れが付きにくく、美観を維持する | - 雨水で汚れを流すセルフクリーニング効果 - 排気ガスやホコリが付きにくい |
防水 | 塗膜が水を弾き、雨水の侵入を防ぐ | - 伸縮性があり、ひび割れに追従 - 雨漏り防止に効果的 |
防カビ・防藻 | カビや藻の発生を抑える | - 防カビ・防藻成分を配合 - 湿気の多い地域に適している |
高意匠 | デザイン性を向上させる | - 石材調・金属調・木目調など多彩な仕上げ - おしゃれな外観を演出 |
ラジカル制御 | 塗膜の劣化を抑え、寿命を延ばす | - 紫外線による劣化を防ぐ - チョーキング現象を軽減 |
断熱 | 熱の伝導を抑え、快適な室温を維持 | - 夏は涼しく、冬は暖かくする効果 - 遮熱塗料と併用するとさらに効果的 |
防錆 | 金属部分の錆を防ぐ | - 錆止め成分を配合し、耐久性を向上 - 鉄部やトタン屋根に使用 |
塗料選びのポイントは、以下の3つです。
コストを抑え数年持てば良いとお考えの方はアクリルやウレタン塗料が適しています。
長期的にコストを抑えたいなら、シリコン以上の塗料がオススメ。
短期間での塗り替えならアクリルやウレタン。
10年以上持たせたいならシリコン以上が適しています。
夏場の暑さ対策なら遮熱塗料、寒冷地なら断熱塗料が有効。
海沿いや過酷な環境ならフッ素や無機塗料が適しています。
塗料選びは目的や予算に合わせて選ぶことをおすすめします!
✎予算:費用はどのくらいでお考えですか?
✎機能性:断熱、遮熱、低汚染性などご希望はありますか?
✎メンテナンスサイクル:耐用年数はどのくらい希望しますか?
外壁塗装壁の塗料には価格、耐久性、性能によってグレードが分かれています。
一般的にはシリコン塗料が人気ですが、耐久性を重視するならラジカル・フッ素・無機塗料も検討するとよいでしょう。
どの塗料が最適かは、家の状態や予算によって変わります。
専門業者に相談しながら、自分に合った塗料を選んで満足のいく外壁塗装にしましょう!
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